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陽子のひまわりページ

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1.8年ぶりのドイツ-リサイクル社会

8年ぶりのドイツ-リサイクル社会





日本で容器包装リサイクル法が施工(1997年)される前年の1996年、

今回参加した3名は、それぞれリサイクルの先進地であるフライブルグ市を訪問している。

当時、焼却・埋め立てが主であった北海道としては、

リサイクルに力を入れなければならない、

と、決意してきたので、

その後のドイツリサイクル社会、特にEU加盟の後のリサイクル政策は

どのように変化してきたのかが、研修目的の主たるものであった。




ドイツも日本も

ゴミを1.家庭に持ち込まない  2.出さない  3.リサイクルする  4.処理する

であるが、やはりいかにリサイクル率を上げるかが一番である。

家庭から出るゴミの約40%は生ゴミで、1997年まではフライブルグ市のゴミ処理場にそのまま捨てられていた。

生ゴミのような有機ゴミは中央処理施設に送られ、

コンポスト(堆肥)を作ったり、或いは有機ガスを発生させるなど、

有効再利用が進められている。

この生ゴミの分別収集と再利用は、1997年に市内の4つの地域で

試験的に始められ、現在では多くの地域で実施されている。

ビオトンネの導入・利用にあたっては市民に新たなコスト面での負担はない。

ビオトンネの容積は一定の敷地内、又は建物内の居住者数によって決められ、

10人以上は60リットル、20人までは140リットル、20人以上は240リットルとなっている。

収集は毎週一回となっている。




過日、日本でもカラスよけに効果があると言われる黄色いゴミ袋が開発されたと報道されたが

ドイツでは、カン、ビン、ペットボトル用の分別収集ゴミ袋として黄色いのが利用されていた。

残念ながら、私達にその認識がなく、なぜその色のゴミ袋なのか質問してこなかったが・・・。

家電やおむつ等がリサイクルできなく、まだ埋め立てているという。

しかし、埋め立て場所が不足しているため、量を少なくしてから焼却処理している。

やはりドイツでも焼却、埋め立ての方法は取らなければならないことなのだろう。

EU統合になっても他国から入ってくるものには、ドイツと同様デュアルシステム(廃棄料が事前に値段に上乗せするシステム)が加味されているので、

特に心配ないという。

ただし、不正にリサイクルマークを表示する例があり、抜き打ち検査をしているとのこと。









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